幕張ビーンズ・ペットクリニック
 千葉市花見川区幕張町5丁目の動物病院
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症例紹介


整形外科 / 神経外科


膝蓋骨内方脱臼
Midial Patellar Luxation


*下の方には実際の手術時の写真を掲載しております。血液などが苦手な方はご注意ください。

[はじめに]


膝関節には膝蓋骨という骨があります。人でいう「膝のお皿」というやつです。犬猫では基本的には柿の種のような形をしています。これが本来あるべき場所から移動してしまうのが脱臼です。小型犬の多くに見られる「膝蓋骨内方脱臼」とは、この膝蓋骨が膝に対して内側に脱臼してしまうことをいいます。

膝蓋骨は膝の伸展と安定性に深く関わっているため、脱臼したままの状態になっていると前十字靭帯や半月板の損傷、重度の子では大腿骨の湾曲変形と後ろ足が伸展できなくなることもあります。

 膝蓋骨
@  大腿骨骨頭
A  大腿骨(太もも)
B  脛骨(すね)
C  膝関節
D  滑車溝
E  脛骨粗面


[膝蓋骨内方脱臼重症度 / Singlton分類]



Grade 1 普段は脱臼してない。手で押して外れるが自然に正しい位置に整復される。
Grade 2
 普段は脱臼してない。手で押して外れて、自然に正しい位置に整復されない
Grade 3 普段から脱臼しっぱなし。手で押して正しい位置に整復される。
Grade 4 普段から脱臼しっぱなし手で戻そうにも整復されない



 左:膝蓋骨正常位置  右:膝蓋骨内方脱臼
大腿骨の位置はそのままで脛骨が少し内側(写真では右方向)に移動することで膝蓋骨が外れていることがわかるかと思います。

[検査法]
基本的には触診にて診断を行います。
足を伸ばした状態で触ったほうが外れたり、はまったりがわかりやすいです。
下(左)の動画は手術直前の状態です。脛骨を内外旋させると膝のあたりでカクッと膝蓋骨が脱臼しているのがわかります。術後はそのような動きが出ないようになってます。

 

[手術法]

もっと重要なのは股関節→大腿四頭筋群→膝蓋骨→膝蓋靭帯→脛骨粗面の配列(直線性)です。

膝蓋骨内方脱臼の整復手術に関しては世界的にも様々な方法が提唱されており、まだまだ検討の余地がある手術のひとつだと言えると思います。その中で当院では主に下記4つの手技を行っております。

@ 滑車溝形成術
A 脛骨粗面転位術
B 内
側支帯筋群開放術
C 外側支帯筋群縫縮術

*脛骨の内旋(内股)が重度の場合は関節外内旋制動術を追加することもあります。



ここからは実際の手術の写真を掲載していきます。苦手な方はご注意ください。
術される先生によって様々な方法がありますので、あくまで参考としてご覧ください。



@ 滑車溝形成術
膝蓋骨が外れにくくするために、溝を深くして且つ安定性を保つための術式です。ブロック法、楔型法、西洋紋章型法など様々な方法が提唱されております。何れの手技も基本的には関節軟骨は温存するのがポイントとなります。

下記、2枚の写真はGrade2ですが鎮痛剤で跛行が改善しなかった子の術前写真です。
関節面の軟骨が損傷、欠損し、軟骨下骨が露出してしまっているため脱臼の際に強い痛みを呈したようです。
 内側(右側)滑車溝の軟骨損傷  膝蓋骨関節面の軟骨損傷
 ブロック法での溝形成  内側滑車溝の造高


A 脛骨粗面転位術
大腿四頭筋群→膝蓋骨→膝蓋靭帯→脛骨粗面の直線性を整えるために行います。
内方脱臼では脛骨粗面を外側に転位させます。


 脛骨粗面の骨切り  白破線から黒破線に移動  

[
レントゲン写真]


白破線の膝蓋骨が手術前は大腿骨上にありませんが、手術後は大腿骨の真ん中にあります。

 手術前  手術後  手術後側方像

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